自宅ボイトレの方法、腹式呼吸のやり方をわかりやすく教えます

ボイトレ ボイトレ

嵐にも曲提供したシンガーソングライターの岡部真由美です。

 

「腹式呼吸」という言葉は聞いたことがありますか?

「歌はお腹から出すと、とてもいい声が出る」と、知っていても

なかなか実際にはできているのかどうか、不安になりますね。

 

私もかつては、腹式呼吸をしっかり練習しているつもりでも、

いざライブの本番になると、緊張してできなかったことがありました。

のどを締めてしまって、腹式呼吸ではなく、

胸で息をしてしまう「胸式呼吸」になってしまっていました。

 

胸で息をしてしまうと、空気を吸うときに肩と胸が上がってしまい、

歌うときに胸を押さえつけてしまうんです。

すると首と肩の筋肉が緊張してしまうので、自由に動かせなくなってしまい、

歌のコントロールができにくくなってしまうんです。

弱くて、音程もはずれてしまうこともありました。

 

腹式呼吸のやり方

ステップ1 吸ったりはいたり、ゆっくり呼吸してみる

1、手をグーにしてウエストラインに置く。

2、ゆっくり息を吸いながら胸とお腹をふくらませていく

3、ゆっくり息をはきながら、胸とお腹をへっこませていく

4、2回目以降もゆっくり吸ったりはいたりしながら、胸やお腹がふくらんだりへっこんだりするのを意識する。このとき、肩が上がらないように注意してください。

5、息を吐き出しても、胸はへっこまないで高い位置にキープできるようになるのがいい。

 

ステップ2 フッフッフッフッと勢いよく息をはく

おへそのあたりに注目してください。

下腹に力を入れて引っ込めると同時に、息をはいてみてください。

フッ、フッ、フッ、フッ、とゆっくりでいいので、息をはいてみてくださいね。

胸で息をする「胸式呼吸」から、お腹で息をする「腹式呼吸」に切り替えるときにとても有効な練習法方です。

電車やバスを待つときや、キッチンで作業するときなど、

思い出したときにいつでも練習できるやり方です。

毎日の生活に取り入れて、腹式呼吸のコツを手に入れてください。

 

ステップ3 アッアッアッアッアー と発声する

この方法はボイトレの最初に必ず行う練習法です。

私は今でも毎日、これを行っています。

最初はお腹や顔の筋肉が痛くなったりするかもしれませんが、

しっかりできている、効いているという証拠でもあるので、がんばりましょう。

これは1オクターブぐらいのスケールで行うと、とても効果的です。

テンポは100ぐらいがいいです。

100 BPM Metronome

 

ステップ4 ロングトーン(長~く声をだしてみる)

4小節間、アーと声を出し続けます。

このとき、大きな声でなくてもいいので、

安定した声を同じ調子でまっすぐ出し続けていきます。

もし声が続かなくなってしまっても、息を吸ってはいけません。

4小節目の4拍目まで声は出なくなっても、息ははき続けてください。

お腹が苦しくなっているこのときに、しっかり腹筋が鍛えられていますよ~!

女性だと真ん中のドから半音でミまでの、5音からスタートして、

徐々に増やして行ってください。

男性だと真ん中のソからドまでの5音から始めてみてくださいね。

 

ステップ5 アッアッアッアッを2倍速の速さで

ステップ3で行った アッアッアッアッ を倍の速さで行います。

1小節目はさっきと同じように1拍ずつ「アッアッアッアッ」と発声し、

2小節目は8歩音符の長さで「アッアッアッアッアッアッ 休 」

というふうに短く発声していきます。

苦しくなってくると「アッ」ではなく、「ハッ」という音になりがちですが、

息がもれないように、「アッ」という音を意識して出していきましょう。

 

これも最初、お腹の筋肉が辛くなるかもしれません。

しかし、腹式呼吸のためのとても有効な練習です。

ぜひ、がんばってくださいね。

 

まとめ

歌が上手いということは、

声量がある。音程がいい。高い声が気持ちいい。低い声がふくよか。歌詞がはっきり聞き取りやすい。

など、さまざまな特徴があります。

そのすべての根本的な支えとなるものが「腹式呼吸発声法」です。

まずはこの基礎となる呼吸法を理解して、毎日少しづつ練習しましょう。

あなたの声がどんどん良くなっていくことを楽しみながら、がんばってくださいね。

 

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