嵐にも曲提供したシンガーソングライターの岡部真由美です。
歌が上手くなりたい!もっともっと上達したい!と思っている人にとって、
自分の歌が今、どんな状態なのか、気になるところですね。
少しづつでも良い変化を感じられたら、やる気も持続するでしょう。
しかし、自分の悪いクセがなかなか直らず、同じような状態が続いているかも、、、
と感じると、
「自分には向いてないのかな?歌のセンスないのかな~?」
なんて、不安になったり悩んだりしますね。
私も20歳の頃は、音程が安定せず、
自分の歌の録音を聴くと、音が外れていて、落ち込んだりしました。
音を外さないように歌うことばかり気にして、
ライブでも笑顔で歌えず、
全く楽しめなかった時期もありました。
そこから私も本格的に、発声から勉強することにしたのです。
実は、歌も運動など同じで、のどが筋肉なんです。
何かのスポーツを始めたとしても、すぐにうまくはできませんよね?
中学、高校時代の部活を思い出して下さい!
毎日毎日、基礎練習を一生懸命やっていた経験、ありませんか?
どんなスポーツでも、一つ一つの動作を丁寧に、トレーニングしていましたよね。
それと同じように、自己流でなく歌を基礎から習ってみようと思ったら、
長期的に考えた方が有利です。
大きな夢を持って、一喜一憂せず、黙々と自分を信じてがんばっていきましょう。
成長というのは徐々に、日々少しずつ変化するというわけではありません。
停滞しているように思っていても、ある日突然、
ドカーン!!と飛躍的に進歩するときが来るんです。
今までわからなかったことも腑に落ちて、
「あ、この感覚だ!なるほど~!」とわかる日が来ます。
それは、どんな人でも必ず訪れます。あきらめたらそれまでです。
長期的に考えて、まずは1年、いや10年がんばってみよう!と決意してください。
でも本当は、歌は一生磨き続けるものなんです。
これで完成~!とはなりません。
1つの課題がクリアできたら、また新しい課題がみつかります。
私にも課題はあります。それができるようになるまで、まだまだ練習は続きます。
でもそれはとても楽しいことです。
自分の声という、この世にたったひとつしかないあなただけの楽器を、
一生懸命磨いて、どんどんいい音にしていくって、
すごく楽しいことだと思いませんか?
ぜひぜひ楽しんで、ボイトレにはげんでくださいね~。
ボイトレをはじめてどれくらいで効果は表れる?
まったく歌を習ったことがない人は、「声はどのようにして出ているのか」
というような、体の仕組みを知ることからはじまります。
今まで感覚だけで行っていたことに対して、
「のどをこうするとこういう声がでますよ。」と、
先生は、あなたの今の歌の状態から一つ一つ、解説されることでしょう。
言葉や絵で説明されても、「のど」の状態は目で見えないので、なかなか理解が難しいですね。
初めて聞くような、むずかしい単語も出てくるでしょう。
わからないときはすぐ、先生に質問してください。
しっかりと「のど」の仕組みを理解して、スタートした方がいいですよ。
これからあなたは、見えない自分の「のど」と、格闘することになりますから!(笑)
月に1回、2回、3回、4回通う場合で、状況は変わってきますが、
成長のめやすは、だいたい3ヶ月単位で考えるといいです。
レッスンをスタートして3ヶ月たった頃、
やっと正しい姿勢や声の出し方がわかる。でも気を抜くとすぐにいつものクセが出てしまう。
6ヶ月たった頃、
腹式呼吸発声法で声が出せるようになってくる。でも苦しくなると胸で息をする胸式呼吸になってしまう。
9ヶ月たった頃、
自分の修復したいクセなども出なくなって、正しい発声法で歌えるときもある。
1年たった頃、
1年前と比べてみると、声量が増え、音程もよくなってきたと自覚できる。
1年たつと、かなり上達を感じられると思います。
じっくり取り組んでみてくださいね。
歌の練習でめげないコツとは
「好きこそ物の上手なれ」
意味 : どんなことがあっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。
まさに、これがあてはまるでしょう。
好きでなければがんばれないし、やる意味もありません。
もっと自分の好きなものをさがして、そちらの努力をするべきです。
目立ちたい!モテたい!すごいって言われたい!有名になりたい!
などの気持ちから、
ミュージシャン人生をスタートさせることは、よくあることです。
でも、ギターやベースなどの楽器の演奏に比べたら、
歌うことは誰にでもできます。ボーカルを選ぶ人が多いのかもしれません。
また、「歌を上達させたい」と思う人のほとんどは、
身近な人に褒められた経験があるはずです。
仲間内では一番うまいと言われていたし、自分でも自信もある。
そんな中、
「歌がもっと上手くなりたい!レベルを上げたい!」と思う人のほとんどは、
自己流に行き詰まった時ではないでしょうか?
自己流ではこれ以上伸びない、、、と感じているからこそ、
自分の歌を分析して、何が必要なのかを探している。
オススメは、
スポーツのように、毎日同じ基礎練習をやってみてください。
体は毎日続けることで、確実に変わっていきます。
感情をそこに入れてしまうと「めげる」ということにつながります。
感情はちょっと横に置いておいて、
歯を磨くように、習慣化できたら着実に上達します。
いろんな練習法は、このサイトでも紹介しています。
参考にしてみて下さいね。
まとめ
歌の上達は長期的に考える。
まずは3ヶ月単位で自分の歌の状態を確認してみる。
そこで、向上していることを発見できたら達成感もあり、
ますますがんばろうという気持ちになる。
スポーツの基礎練習の感覚で、毎日軽いボイトレメニューを決めて取り組む。
やりすぎてものどを痛める原因となるので、少しづつ体(のど)を慣らしていく。
将来、自分が理想通りの歌を歌って、客席を魅了しているイメージを常に持つこと。
あなたの歌を、ステージを、未来のお客さんたちが待っていますよ!!